レンタル共有サーバー利用時に共存するホームページ数の調べ方

2010年4月23日

独自ドメインを共有サーバー利用で、ホームページ展開されている方は沢山いると思います。

その自分が利用する共有サーバーの他の利用者やホームページ数が気になる時があると思います。

そんな時役に立つのが、DomainTools 内にある次のサービスです。

  ▶ Whois lookup and Domain name search(英語)
   


検索窓に調べたいホームページアドレス(URL)を入力し、検索すると、次のページが表示されます。

タブの「Whois Recoard」をみると、同一サーバーでどれだけのホームページが共存しているかが分かります。


1300以上のホームページが共存しています。いわゆるレンタルサーバー費が安いサービスの場合です。

「Reverse IP」とは逆引きIPアドレスのこと。必ずしも常に当てはまるとは限りません。



同じ共有サーバーでも、比較的高価なサーバーです。扱いは専用サーバーとなっていますね。

「Dedicated Server」とは専用サーバーのこと。ただし英語圏では VDS(=Virtual Dedicated Server)や VPS(=Virtual private server、仮想専用サーバー)と同義で使われたりしています。

取得できるデータが常に一定しているわけではありません。取得できるデータによって、表示される項目が異なってきます。


DomainToolsでは、他にも有益な情報を取得できます。機会があればまたご紹介します。

なお、会員登録しないと、調べることのできる検索数が制限されます。また有料の会員サービスもあります。有料のサービスではより詳しいデータが取得できるようになります。


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米Googleが検索結果ランキングの決定要素にホームページ表示速度を追加

2010年4月15日

2月19日のブログ「検索結果の順位にページ読み込み速度はどれぐらい影響するか?」で、グーグルのホームページ検索ランキングを決める要素のひとつに、ページの読み込み速度(=ホームページの表示スピード)が加味されると書きましたが、どうやら英語圏でのグーグル検索では数週間前から実際にランキングの一要素に加わっていると、グーグルが4月9日付の公式ブログで発表しました。

  ▶ Using site speed in web search ranking

ただし、実際にホームページの表示速度がランキングに影響するのは、要素全体の1%以下の影響力しか今のところはないとうことですから、さほど大きな変化を検索結果にもたらすことはなさそうです。
(下記引用原文の太字の部分、太字は筆者)

You may have heard that here at Google we're obsessed with speed, in our products and on the web. As part of that effort, today we're including a new signal in our search ranking algorithms: site speed. Site speed reflects how quickly a website responds to web requests.

Speeding up websites is important — not just to site owners, but to all Internet users. Faster sites create happy users and we've seen in our internal studies that when a site responds slowly, visitors spend less time there. But faster sites don't just improve user experience; recent data shows that improving site speed also reduces operating costs. Like us, our users place a lot of value in speed — that's why we've decided to take site speed into account in our search rankings. We use a variety of sources to determine the speed of a site relative to other sites.

 (中略)

While site speed is a new signal, it doesn't carry as much weight as the relevance of a page. Currently, fewer than 1% of search queries are affected by the site speed signal in our implementation and the signal for site speed only applies for visitors searching in English on Google.com at this point. We launched this change a few weeks back after rigorous testing. If you haven't seen much change to your site rankings, then this site speed change possibly did not impact your site.

We encourage you to start looking at your site's speed (the tools above provide a great starting point) — not only to improve your ranking in search engines, but also to improve everyone's experience on the Internet.

グーグルの主張は簡単明瞭です。早く表示されるホームページは閲覧者に快適さや利益をもたらすから、だそうです。ごもっともな話です。


自社のウェブサイトの読み込み速度は、グーグルのウェブマスターツールで確認できます。

ちなみに弊社ホームページ「ウェブサービス活用法」のサイト読み込み速度は次のような結果です。


図中、青いラインが弊社ホームページの読み込み速度の推移。赤色がの部分が遅く、緑色の部分が早いことを示しています。

3月中旬にリニューアル(=本格オープン)してから、サイトのパフォーマンスが上がっているのが判ります。

グーグルによれば、弊社ホームページ「ウェブサービス活用法」は、「全体の90%にあたるサイトよりも早い読み込み時間です」とのこと。

ホームページ制作者としては、他のホームページの結果と合わせて、比較検討することにより、ホームページの表示速度にいかなる要素が大きく影響するかを見極める必用がありそうです。


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グーグルの検索結果に表示されるリッチスニペットに「イベント」が追加

2010年4月9日

グーグルは2009年11月に導入したリッチスニペット「レビュー」に続き、4月5日にリッチスニペット「イベント」を追加しました。

  ▶ リッチ スニペットの導入について
  ▶ リッチ スニペット「レビュー」

  ▶ リッチ スニペット「イベント」

これにより、グーグル検索では、ホームページページに掲載されたイベントの情報をより分かりやすく検索結果に表示させることが可能になります。


ただ、仕様通り microformats または RDFa を利用してホームページ内の HTML 記述をリッチスニペット「イベント」用に構造化したとしても、必ずしもそのイベント情報がリッチスニペットとして表示されるとは限らないみたいです。

毎度のことながら、リッチスニペットとして表示されるのは、ある程度のビッグキーワードの必要があります。

とは言え、少なくとも「レビュー」よりは「イベント」のリッチスニペットの方がより有効にホームページ制作で活用できそうです。(レビューがあるホームページよりはイベント情報を掲載するホームページの方が沢山あるでしょうから。)


イベントのプロパティは以下の通り。

summary<>
必須。イベントの名前です。

url
イベントの詳細情報へのリンクです。

location
イベントの場所です。ネストされた組織データで表すことができます。マークアップされているページが場所に関するページでない場合や、イベントごとに場所が異なる場合は、指定することをおすすめします。

description
イベントの説明です。

dtstart
必須。イベントの開始日時です。ISO 日付形式で指定します。

dtend
イベントの終了日時です。ISO 日付形式で指定します。

duration
イベントの期間です。ISO 期間形式で指定します。

category
「祭り」、「コンサート」、「講座」などのイベント カテゴリです。

geo
場所の地理座標を指定します。latitude と longitude という 2 つの要素を含みます。省略可能です。

photo
イベントに関連する画像へのリンクです(写真以外の画像にも使用できます)。


実際の記述方法について詳しくは下記グーグルのページにて。

  ▶ リッチ スニペット「イベント」


なお、リッチスニペットの重要性については、ブログ Webサイト・検索エンジン動向の「グーグルの検索結果でイベント情報を効果的にアピールするリッチスニペット『イベント』とは?」で説明していますので、ご覧ください。


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ホームページをスクロール無しで閲覧するユーザーの割合を測定するグーグル Browser Size

2010年4月5日

今回は、グーグルが提供しているウェブ開発用ツール「Browser Size」を取り上 げたいと思います。

  ▶グーグル「Browser Size」(英語)

グーグル「Browser Size」は、スクロールすることなくホームページを閲覧するユーザーの割合を、ウェブブラウザーの大きさ(縦横)に合わせて測定できるオンラインウェブツールです。

グーグル「Browser Size」サンプル画面(不透明度100%)
(クリックすると別ウィンドウで表示されます)

例えば、ホームページの横幅と高さが 970 × 510 px のホームページであれば、90%のユーザーはスクロール無しに閲覧していますが、10%のユーザーにとってはスクロールが必要となることを表しています。
パーセントはスクロールを必要としないユーザーの割合です。)

このグーグルの測定結果から、重要なボタンをホームページのどの位置に、少なくともどの領域内に配置すべきかの目安が分かります。

グーグル「Browser Size」使い方

こちらがデフォルトの「Browser Size」の画面です。

「Enter URL here」の覧にホームページアドレスを入力すると、
透ける形で、下にそのホームページが表示されます。
重ねて見ることで、自分のホームページがスクロール無しでどれくらい覧てもらえる領域を保持しているかが分かります。

なお、透け具合(=不透明度)は「Opacity」の右脇の4段階のグラデーションボタンをクリックして変更可能です。
(一番左の灰色は透明、一番右は不透明度100%、デフォルトは右から2番目の状態です。)

左上50から始まるの横軸・縦軸上にある目盛りは、ホームページのサイズをピクセル(px)単位で表したものです。

デフォルトページの中にあるサンプルのボタンと表記は次の通りです。

「donate now(今すぐ寄付する)」ボタンが70%.の位置にある場合、
30%のホームページ訪問者は、スクロールをしなければ「donate now(今すぐ寄付する)」ボタンを目にすることはありません。


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